お子さんにとって毎日の通学は日常的なことですが、そこには様々な危険が潜んでいます。避けられないことももちろんありますが、避けられることについては対策を行っていく必要があります。まずはどういったところに危険があるのかという事を考えるようにしましょう。家庭の状況や通るルートなどによっても問題は違ってきますから、家庭ごとにリスクと対策を考えていくことが大切です。
大人だけで対策をするというだけではなく、親子で話し合っておくという事も大切なことです。大人がなかなか気が付かない部分で子供が気が付いている危険もあるかもしれません。防犯対策をとるときには大人が考えてそのやり方を押し付けるのではなく、子供と一緒に試行錯誤しながら考えていくようにしたいものです。
実際に歩いてみると危険がわかりやすい
通学の際に通る道については、当たり前のこととして特に確認しないという事もあるでしょう。しかし、時々お子さんと一緒に歩いてみるようにすることがおすすめです。建物や道路の状況などが変わることもあります。そういった変化に対応できないと危険を避けることはできなくなってしまうためです。休日などにお子さんと散歩をしながら学校まで歩いてみるとよいでしょう。親子のコミュニケーションの機会ともなりますし、危険なポイントを親子で共有することでどういった防犯対策をとるかという事を考えやすくなります。
子供に気を付けてもらいたいことは積極的に伝えるという事も大切です。状況の変化で今の通り道が危険な状態にある場合などは、通る道を変更するなどという事も一つの方法です。学校などと相談しながら安全な道を選んでいくようにしてみましょう。
見守りの輪を広げていくことも大切
両親が共働きで帰宅時に家にいないことが多いという場合などは、防犯対策の重要性も高くなります。すぐに連絡が取れるようにしておくことや、見守りができるような仕組みを作っておくことが大切です。どうしても職場にいる親だけでは対応できないことも多くなるので、親だけではなく子どもを守る人の輪を広げておくことが重要になります。通学を見守ってくれるボランティアや近所の住人などとの関係を日ごろから積極的に作っていくことも大切です。
特別なことをする必要はありませんが挨拶などはしておきましょう。そうすることでいざ不審者などが出た時に知らない人だと気が付きやすくなりますし、周囲の人に異変に気づいてもらいやすくなります。ぜひ親だけではなく地域へと見守ってくれる人の輪を広げていきましょう。